【授業力向上P】公開授業「音楽Ⅰ」
2023年10月23日
10月18日(水) 授業力プロジェクトの公開授業が実施され、芸術科の高橋国光教諭が音楽Ⅰ(1年2組・4組)の授業を行いました。教育環境デザイン研究所の齊藤萌木先生、教育指導課の坪倉・澤田指導主事、県内から9名の先生方にご参加いただきました。また、授業研究では、富田教諭・中島教諭(協調学習マイスター)が進行や講評を行いました。
授業は、協奏曲を鑑賞し、作品に託された作曲者の思いを考えるという内容で、芸術作品の背景と器楽表現とが、密接に関わっていることに気づくという地点を目標とした授業デザインでした。半数の生徒たちは、初めてジグソー法に取り組みましたが、熱心に課題に向き合い、想定以上のゴールにたどり着いた生徒も多かったようです。
授業研究では、音楽の先生方はもちろん、さまざまな教科の立場から、学習活動の見とりに基づく活発な意見が交わされました。高橋教諭にとって非常に有意義な学びになるとともに、本校のグランドデザイン実現に向けたヒントを得ることのできた時間となりました。
ご参加いただいた先生方、ご指導いただきました齋藤先生、誠にありがとうございました。
(文責:富田)
<授業者のふりかえり>
この度、研究推進教員として授業力向上プロジェクトに携わりました、大田高校の高橋です。今年度、このプロジェクトに関わらせてもらったことを大変うれしく思っています。
さて、去る10月18日(水)に協調学習の手法を取り、研究授業をさせていただきました。実は兼ねてより、音楽の授業づくりに有益なメソッドとして、私は協調学習に非常に関心を持っていました。音楽の「表現」や「感受」の仕方には「定まった解」がなく、生徒たちが自ら考える必要があります。協調学習の手法はそれを実現できるひとつの手段であると感じました。
今回の授業は、生徒にとっては今年度初めての「鑑賞」の領域の授業でした。協調学習の手法をとることで、題材に対する生徒たちの自由な「感受」を促せたと感じています。これからも「定まった解」の無い問いに対して立ち向かっていく、その「過程」を楽しんでくれるよう願っています。
授業の立案、協議に際しまして多くの方にご助力、ご助言をいただきました。ありがとうございました。
(文責:高橋)