創立100周年記念講演会 

7月22日(金)、大田市民会館大ホールにて、一橋大学 大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 教授 服部正純(はっとりまさずみ)氏(昭和61年本校卒)をお迎えし、創立100周年記念講演会を開催しました。

演題は『科学技術と多様性の力』という事でお話を頂きました。1987 

先生はご自分の多岐にわたるご経歴から始まり、松任谷由美さんやOfficial髭男dismさんが人気を博すアーティストになるまでの背景や、世界の有名大学の無料授業は今やネットで誰でも自宅で受講できるようになった事などを例に、「科学技術」の発展によって様々な情報や異なる意見や視点へのアクセスがとても簡単になり、これによって自らが選択して得られる情報・意見・視点はますます多様になっている現状において、それを自分がどうより良く活かせるかが問われる時代になっているとおっしゃいました。

また、第二次世界大戦中のイギリス軍によるドイツ軍の暗号解読や96年のエベレスト大量遭難事故、進化論を唱えたダーウィンなどに関する逸話から、一人の視点で考えるだけでなく人の力を借りること(自分と異なる経験をした人や異なる立場の人から多様な意見や情報を学ぶこと)をすれば、自分の経験や特性だけによらない「集合知の力」を発揮できるようになると教えてくださいました。

2004 ダーウィン

お話のまとめとして、最後に、生徒のみなさんに、「学び続けることですよ、そして、学び続けるにあたり、多様性の力と科学技術の力をどんどん味方につけることが大切です。学び続け、それを人と共有する、人に与えることで人を助ける、また、人に助けられることになる。まずは、自分が学び続ける姿勢が大事です。皆さんが可能性に充ちた人生を、人・・つまり多様性、そして科学技術の力を借りながら自分の意志で選択を重ねて楽しみながら進んでいかれることを願っています。」とお言葉を贈ってくださいました。

興味を持てるような写真や明快な図などがたくさん用いられたスライドを使い、分かりやすく話してくださる内容に、生徒たちも一生懸命聞き入っていました。

 お礼の言葉 

終わりに、生徒を代表して、生徒会長の宮岡さんが「自分自身の知識を深めつつ周りの人にもたくさん助けてもらいながら変化していく社会に対応できる人になりたいと思いました。」と自分の感想を交えてお礼の言葉を述べました。講演後も会場に残って服部先生に熱心に質問する生徒もいました。

服部先生、ありがとうございました。

 

この記念講演会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年度から延期していたものでしたが、皆様の御協力のもと無事開催することができました。心よりお礼申し上げます。