【授業力向上P】第2回研修会

2023年07月22日

 7月13日(木) 授業力プロジェクトの第2回研修会が行われました。教育環境デザイン研究所の齊藤萌木先生、教育指導課の坪倉・澤田・山根指導主事をお迎えし、県内の研究指定教員約20名が集まって研修を行いました。授業研究では、国語科の中島優希教諭(協調学習マイスター)が師範授業を行いました。この日に向けて、校内のサポートメンバーを中心に授業案の検討を重ねるとともに、齊藤先生から手厚くご指導いただきました。

 授業は、1年4組の言語文化『伊勢物語(芥川)』でした。ジグソー課題で「男」と「女」それぞれの心情に迫りながら、物語の背後にあるストーリーをつかみ、内容や表現、人物の心情をより深く解釈していくという非常に密度の高い活動でした。時間的な制約もあり、相当に目標設定の高い授業でしたが、生徒たちは意欲的に取り組み、学びを深めていたと感じます。

 事前協議では、参加者が教科の枠を越えて授業を体験しました。白熱した検討から、深い読みや、鋭い観点がたくさん提出されましたが、ねらいに基づいて練り上げられた発問やワークシートの工夫が功を奏していたと思います。事後協議では、生徒の学びの事実に基づいた活発な意見交換が行われました。中島教諭の意欲的なチャレンジがあったからこそ、生徒はもちろん、参加者それぞれにとって非常に有意義な学びの機会になったと感じています。ご指導、ご来校いただきました齊藤先生、誠にありがとうございました。

                                           (文責:富田)

<授業者のふりかえり 中島優希教諭>

 1年4組の生徒は、何事にも非常に意欲的で一生懸命なところが美点です。今回も、家庭学習で取り組む課題の完成度が高く、活動の最初から白熱した議論がおこなわれ、徐々に学びが深まっていく様子に心から感動しました。根拠に基づいて自分の考えを持つだけでなく、他者の意見を取り入れ、考えをさらに昇華することができる、学びの核がしっかりと育っている姿を見ることができ、大変頼もしく感じています。今後も生徒たちと共に国語を探究していきたいと思います。1年4組のみなさん、ありがとうございました。

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